ネットショップの開業の手順・要点

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ネットショップ開業

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ネットショップの運営
-準備から開業まで-

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- 2015.07.06 -

ネットショップの開業に必要なもの

ネットショップの開業・運営は、ある意味、実店舗に比べハードルが高いかもしれません。
なぜなら、webマーケティングの知識が相応に必要となるからです。
全てを外注する手もありますが、長期的に運営するならば、ある程度の見識が必要です。
以下ではネットショップ開業の流れと、ポイントを見ていきます。

ネットショップに必要な許認可等

ネットショップの開業にあたり、何を売るかを明確にします。
起業であれば、新たに商品等を調達する必要があるかもしれません。
その際に注意するのが、許認可等です。
例えば、以下のようなものがあります。

  • ・中古品販売:古物商許可証
  • ・アルコール飲料:通信販売酒類小売業免許
  • ・食品:食品衛生責任者

業態や商材によって、手続きや許認可等は異なります。
また、ショッピングモールへの出店であれば、通常、出店/開店審査が行われます。
ネットショップ開業前に何が必要なのか、予め確認しておきます。

自社サイトの制作

ネットショップ開業では、多くの場合、自社サイトの制作が必要となります。
制作・運営に必要な主要素は以下の通りです。

  • ①ドメインの取得
  • ②ショッピングカート導入
  • ③レンタルサーバー契約
  • ④サイト制作

①ドメインの取得

ドメインは、簡単に説明すると、以下の部分となります。

ドメインとは

プロバイダ等によっては、無料ドメインを提供している場合もあります。
しかし、ビジネスでは独自ドメインを取得するケースが多いと思われます。
(年間:千円程度の費用で維持できるサプライヤーもあります)

ドメインはSEO対策上でも大きな要素の一つとなります。
また、長期間使用することになりますので、取得は慎重に検討します。

②ショッピングカード導入

ネットショップではショッピングカートを導入するケースが多いと思われます。
自社開発することも考えられますが、中小零細企業の場合、あまりお勧めはできません。
理由は、コスト面/セキュリティ面で課題が残るからです。

最近では、低コストなレンタルカートもあります。
また、ショッピングモールによっては、無料貸与される場合もあるでしょう。
さらに、後述するレンタルサーバーでは、標準実装されているかもしれません。

いずれにせよ、クレジット決済機能については、充分に下調べしておきます。
理由は、ユーザーの多くが、クレジット決済を望む傾向にあるからです。

③レンタルサーバー契約

HP等のデータを置くために、サーバーが必要になります。
ネットショップ開業において、サーバーは、自社で設置することも考えられます。
しかし、ショッピングカートと同様の理由で、あまりお勧めはできません。

なお、割安なレンタルサーバーも多く存在します。
しかし、表面上のコストだけでなく、以下の点もチェックした方が良いでしょう。

  • A)データ転送スピード/量
  • B)セキュリティ対策
  • C)バックアップ体制
  • D)ユーザーサポートの評判

なお、上記AはSEO対策上も、少なからず影響を及ぼします。

④サイト作成

サイトは大別して以下の2つに分けることができます。

  • A)ショッピングモール参加型
  • B)自社サイト型

それぞれの特徴は以下のとおりです。

項目 ショッピングモール 自社サイト
集客力
初期費用
ランニングコスト
売上高
戦略自由度
付加サービス

ショッピングモールには、以下のようなものがあります。

  • ・楽天
  • ・Yahoo!ショッピング
  • ・Amazon
  • ・DeNAショッピング

ショッピングモール出店の一番の魅力は、その集客力です。
楽天スーパーセール等の各社独自企画も、それを後押しします。
しかし、競合も多いため、検索上位にランクインするためには、相当の仕組みが必要です。

また、初期費用/ランニングコスト/ロイヤリティ等は、各モールにより大きな隔たりがあります。
さらに、独自ページ作成制限や、管理運営の容易性、なども異なります。
そこに、各社それぞれの特性、web店舗誘致戦略が見られます。

では、ネットショップ開業において、どのモールに出店するのがベストでしょうか。
一概に、これが良いとは、決めがたく、商品特性や自社の経営戦略等に左右されると思われます。

一方、自社サイト型の魅力は、運営コストの低さと、自由なマーケティング展開です。

どちらか一方に経営資源を集中させるケースもありますが、併用も考えられます。
なお、併用型であっても、売上高の大きさは、ショッピングモールに軍配が上がる傾向にあります。
自社サイトは、ショッピングモールで展開できない役割を与えることも良いかもしれません。
(例えば、ブランディングサイトとして活用、等)

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