リアルタイムマーケティングとその事例

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リアルマーケティング

旬ネタに便乗して
自社商品を売る

リアルタイムマーケティング
-分単位の時間勝負!-

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- 2015.07.16 -

最近の流行、リアルタイムマーケティング

リアルタイムマーケティングとは、簡単に言えば以下のようなものです。

  • ・時事ネタをモチーフにする
  • ・世間で話題になった瞬間に、コンテンツを発信する
  • ・勝負は分単位

上記の言葉説明だけでは、ピンと来ないと思います。
近年の代表的な事例で言うと、スニッカーズのツイートが挙げられます。
ちなみに、スニッカーズは、ピーナツ入りチョコレートで有名な会社です。
(硬くてボリュームのあるチョコレートバーが代表的商品)

昨年、ブラジルワールドカップでウルグアイ代表選手が、相手選手に噛み付いた事件がありました。
その時、世界中で画像が配信され、話題となりました。
この瞬間に、スニッカーズがリアルタイムマーケティングを仕掛けたわけです。
具体的には、以下のツイートを行いました。

  • 『やあ、○○選手、今度腹が減ったらスニッカーズを食べてよ!』

このユーモア溢れるツイートが話題になり、瞬く間に世界中に拡散されたわけです。

リアルタイムマーケティングの特徴

従来から、時事ネタというのは、HPにとって、人気コンテンツでした。
また、googleの検索結果においても、上位表示される傾向にあります。
では、何が特徴かと言えば、それは分単位の「リアルタイム性」です。

話題の事件が発生したとき、いかに早く情報発信できるか、がポイントとなります。
「鉄は熱いうちに打て」という格言もあります。
世間の人々が熱気を帯びているうちに、熱さを共有し、自社製品を売り込むわけです。
いわば、メンタル面で共感・シェアを得て愛顧を獲得することがポイントです。
阪神や楽天の優勝セール等の事例も似たものがあります。
その点、ツイッターは最も適したメディアの一つと思われます。

リアルタイムマーケティングの応用事例

上記の通り、リアルタイムマーケティングは即時性・高い関心度、が必要になります。
本来は、その話題性に便乗して、自社の製品をアピールする、というのが王道だと思われます。
仮に応用するならば、以下のようなコンテンツ事例も考えられます。

  • ①山手線の運行停止状況を配信
  • ②ディズニーランドの入園待ち人数状況の配信

①山手線の事例では、僅か時間の運休でも数万人に影響が出ます。
電車が停止している間、乗客は事故状況・復旧時間等に強い興味を持ちます。
通勤時間帯等では、特に利用者の関心も高いのではないでしょうか。

②ディズニーランドの事例でも、「長時間並びたくない」という心理が働きます。
そのため、夏場やGWなどでは、来園検討者にとって、役立つ情報となります。

リアルタイムマーケティングの将来

今後は、リアルタイムマーケティングがより活性化されると思います。
なぜなら、SNSの浸透やスマホの普及等のインフラ整備が充実してきたからです。
また、「誰かと繋がりたい」と意識する人々は、今後増加するでしょう。
ネット上の連帯感はリアルタイムマーケティングによって醸成されるかもしれません。

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