レスポンシブル【Webマーケティング】

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レスポンシブルデザイン

時代の寵児レスポンシブル!

ECサイトではもはや必須?
-長所・短所を解剖!-

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- 2015.07.06 -

レスポンシブルとは(レスポンシブルデザイン)

近年、スマートフォンが爆発的に普及しました。
従来のガラケーとの違いは、頻繁にインターネットアクセスできる環境にあることです。
特に、ECサイトでは、通勤時間帯でのネット注文も増えていると聞きます。
(電車内で、楽天・Yahooショッピング等を利用し、購買)

これにより、スマートフォン対応サイトを構築することは、ビジネス上急務となりました。
また、それに伴い、WEB開発の手法を見直さざるを得ない状況になります。
そこで、登場するのがレスポンシブルデザインの考え方です。

レスポンシブルデザインはなぜ必要か?

従来、ホームページはデスクトップPC等の画面幅を想定して作成されていました。
しかし、PCとスマートフォンは大きさが異なります。
そのため、スマートフォンユーザーにとって、使いづらい局面・デザインが多々ありました。
解決策は幾つか考えられます。

  • ①スマートフォン用とPC用、2つのHPを作成する
  • ②画面の小さいスマートフォン用を前提に開発する
  • (PC用はスマートフォン用と兼用)

などです。
しかし、上記①の手法では、2通りのHPを作成する必要があります。
そうすると、開発費も単純に2倍になる恐れがありました。

そこで、『ブラウザの画面幅を自動計算して、各々に適したデザインを表示する』という考え方が出現します。
これが、レスポンシブルデザインです。
この考え方によるメリットの大きさが、普及の所以です。

レスポンシブルのメリット

メリットのうち、代表的なものは以下の通りです。

①開発費削減

スマートフォン用とPC用の2種類を構築する必要がありません。
よって、開発費が単純に2倍になることはありません。

②複数デバイス対応

対応できるのはスマートフォンだけではありません。
画面幅の異なるタブレット等にも対応できます。

③保守料削減

レスポンシブデザインによった場合、原則、各デバイス毎のHTML記述が不要となります。
よって、保守領域・難易度等が軽減され、結果として、保守料金の削減に繋がる事があります。

④SEO上、有利になることがある

PC用とスマートフォン用の2つのページが用意された場合、URLも2つになります。
よって、アクセスが分散されてしまうケースもあります。
一方、レスポンシブデザインによった場合は、確実に1URLへ統一されます。

なお、現時点で、レスポンシブ対応を評価すると、Googleから公式発表されています。

レスポンシブルのデメリット

一方、デメリットも存在します。代表的なものは以下の通りです。

①スピードが遅くなる可能性がある

レスポンシブルデザインによった場合、専用サイトと比べ、長いコードを読込む必要があります。
よって、通信環境が乏しいスマートフォン等では、速度低下の恐れもあります。
ただし、環境整備が進む中、現在よりも通信速度が悪化するという事態は考えにくい現象かもしれません。

②デザイン幅が制限される可能性がある

専用サイトを各々構築する場合、互いのことを考慮する必要がありません。
よって、デザインの幅が増える可能性があります。
一方、レスポンシブルデザインでは、その逆となります。
したがって、専用サイトに比べ、デザインの幅が狭くなる可能性もあります。

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